輪るピングドラム

私は春休みを利用し、といってもこの2日で輪るピングドラムというアニメを観ました〜〜!10分前くらいに観終わりました✌️上手く言葉にできる気は全くしてないけどここに書くしか私には方法がないので、どうしても書きたいので書きます。

 

えと、私が輪るピングドラムを見ようと思ったのは、監督が幾原邦彦さんだったから。私はユリ熊嵐が大好きでして。だからこそ気力がいるだろうなと思ってみようみようと言いながらずっと保留してました。いざ見るといいなんて言葉では言い表せない。

まず私は初っ端何話目?1話目かな、の近親相姦?もどきのシーンから心惹かれた。冠葉(cv.木村昴)が妹の陽毬にキスをするという、うっそおおおおんそういう系!??という超お馬鹿な入りをしました。それから陽毬ちゃんを助けるためにピングドラムという謎の物体が必要とかうんたらかんたら。これはもう正直私には説明できません。観てよ。

あと、私がわざわざcv.木村昴と入れたのは私の中での木村昴さんのイメージが大きく覆ったからです。とても良い意味で。あのような演技ができるとは、、ごめんななめてたぜ。きむすば最高!恋してしまうかもしれない。私はヒプマイでは一郎推しで、木村さんはラップの好きなジャイアン的なイメージだったんだけど、もちろんそれだけではなかったよ。

 

ピンドラの全24話中には回想シーンがたくさんあって、それで謎が段々と解明していく感じなんだけど、どのキャラクターもそれぞれ闇を抱えていて、正直全話視聴終了したいまも、あれはどういうことだったんだ・・・?となる場面も少なくはない。

24話終了だから2クール作品だと思うんだけど、1クール目では大きな問題は見えていながらもなんとか頑張って問題に立ち向かう兄弟の様子とかが描かれているんだけど、後半つまり2クール目はかなり私にはスローペースに感じた。後半にかけて物語が壮大になっていくのに、心理描写がより繊細になっていくような感じで、どんどんキャラクターの印象がかわって行った。それぞれ闇を抱えているからどのキャラクターにもまたこいつなんかやべえことするんじゃないかってヒヤヒヤしてました。dアニメストアではラブコメのジャンルタグが付いてましたけど、今思えば暗い展開だったと思う。今思い返せば、ね。一番まだ身近にいそうな、一般的な感覚を持ってたのは明らかに苹果ちゃんだなあ。苹果ちゃんっていう晶馬たん(主人公)の通う高校の隣の女子高の女の子。最初はその子が陽毬ちゃんの命を助けるピングドラムを持ってるっつー話だった訳だ。苹果ちゃん、最初はストーカーで妄想で動いてる一番やばいやつで、この子がピングドラムさえ渡せばこの問題は解決するのにとか思っていたんだけど、5話目ぐらいから、あら?この子もしかして可愛いな、って私は気付いちゃったわけだよ。

ストーカーだけどそんなに過激な行動はしないし、いや、してたけど一線は超えない感じ?うまく言えないけど憎めないキャラクターで。意外とストーカーなのにフツーの女の子。私が最後苹果ちゃんに対して気になったのは、晶馬たんが苹果ちゃんにかけた愛してるの言葉。あれは愛とか恋とかいう意味だったのか?

私は違う気がしているのだけど、苹果ちゃんはどう受け取ったんだろう。だって晶馬たんこれまで一度も苹果ちゃんにそういうそぶりは見せていないよね?わからない。晶馬たんにも聞きたいよ。どういうことだったんだろう。

それに対して冠葉の陽毬への態度は一貫してた。理解しやすい。だが私には好きにはなれない態度だった。3人で運命だけど、冠葉は陽毬ちゃんが一番。冠葉の不完全さを受け止めきれるのはきっと陽毬ちゃんと晶馬たんだけ。高倉家の人間ではない私は今もまだ冠葉に少しイラついてる。理解はできるのよ。だけどなんか。かっこいいのがさらにムカつく。冠葉おめえはかっこよかったよ。私が陽毬ちゃんの立場であんなに冠葉さんに愛されてたら完全に落ちてました。冠葉が晶馬たんのことを突き放した時が一番ショックだった。冠葉にとって晶馬たんはどういう存在だったのだろうなあ。でも3人は運命だったんだよ。

 

あれをハッピーエンドと呼ぶ人は大人だなって思う。でもあれ以上の結末はなかっただろうな。最初から冠葉と晶馬と陽毬ちゃんは運命だったから。3人で幸せになってほしかったとも思うけど、もう恋やらなんやらが発生してしまっていたもんね〜。でも3人で家族として過ごしたことは本当なんだよって教えてあげたいですね。そういうアニメだったよ。下手なネタバレみたいな記事になってしまったことが悔しい。みんなこの類の感動はどう表現しているのだろうか。

 

勝手にわたしは陽毬ちゃんが晶馬たんを選んで、冠葉の敗北の感じで終わるのかと思っていたけど、そんな方向で物語は進まなかった。愛は一人に向けるものだと思っていたけど、そんなことなかった。晶馬たんは苹果ちゃんを愛していたし、多分冠葉も陽毬ちゃんの事も愛していただろう。いやいやいやいやエモすぎる。エモすぎてエモいって言うの忘れてたわ。エモい多用するやつ薄っぺらいってどっかで言ってたの見たけど知らんしエモいし。エモいです。そう言えば晶馬たんは誰かに愛してるって言われたかなあ。他と比べても晶馬たんだけ貰うよりあげる比重が大きかった気がして。だからそんな晶馬くんを好きな苹果ちゃんが好きだったのかもしれない。感情移入?自己投影?私は晶馬たんに恋してたのかもしれないですね・・🤘 だって可愛かったよね晶馬たん。

 

色々考えるアニメだった。私に大きな影響を及ぼしたのは間違いない。見てよかったです。運命の乗り換えのせいでもうあの3人が交わることがなくても、それぞれ幸せだといいなあ。また5年後くらいに見返したいです。とにかく誰かとこの気持ちを共有したいんだけど誰か〜〜〜〜〜〜〜〜。涙涙の高校最後の日でした。3月31日まで高校生って習ったもんね〜〜。明日から私は高校生ではなくなってしまう。その前に輪るピングドラムを見れてよかった。